MMO「Asgard」ハデスサーバで活動中のギルド「足軽」の奮闘記
私はほぼ単騎で合戦に臨むため、ヘルシオンダンジョンが出現した当時は内心穏やかでなかった。
「13人フルPTですら都市伝説なのに、52人PTとは……」と思っていた。
しかし、経験値のうまさに負け、自分も多少は役に立てることを知り、時々赴くようになった。
ということで、本日の戦場はヘルシオンダンジョン。
頭と共に乗り込む。
3体釣って両側から挟むと、エミスが動かず効率が良い。
私は居合い斬りが、頭はハボックのスキレベが上がる。
以前、確か彼方のイア国に、「ハボッカー」なる騎士様がいらっしゃった。
タゲ取りスキルで天上3次の敵を殴り続けるという苦行を成し遂げ、彼のハボックのスキレベは99になった。
私は彼の日記がとても好きだった。
頭も雷など落としていないで、ハボッカーを目指せば良いのだ。
薬がなくなったので街へと戻り、次なる合戦の準備をした。
昨今噂の「クリスマスパズル」なるものを集める心積もりだったのだ。
そんなとき、常に間の悪い頭から、嘘のような言葉を聞いた。
draken:悪ジェム交換比率92%
私は頭を放って、すぐさまゲヘナへと走った。
パズルピースを集めるのは後で良い。
そもそも、どうせブレスは出ないだろう。
60%台の奈落の底から、遂に善の交換率にも光が射したのだ。
今上げないで、いつ上げる!
セージと骨を避けつつ狩りまくった。
どうやら頭もゲヘナで単騎合戦をしていたようだが、鬼となった我々にはもう、交わす言葉はなかった。
「足軽」を離散させる事象、それは「ジェム交換率90%超」……。
戦果は結晶やストンプジェム。
これを金に換えなければ、戦の未来はない――。
小頭 兔鳶初弾
「13人フルPTですら都市伝説なのに、52人PTとは……」と思っていた。
しかし、
ということで、本日の戦場はヘルシオンダンジョン。
頭と共に乗り込む。
3体釣って両側から挟むと、エミスが動かず効率が良い。
私は居合い斬りが、頭はハボックのスキレベが上がる。
以前、確か彼方のイア国に、「ハボッカー」なる騎士様がいらっしゃった。
タゲ取りスキルで天上3次の敵を殴り続けるという苦行を成し遂げ、彼のハボックのスキレベは99になった。
私は彼の日記がとても好きだった。
頭も雷など落としていないで、ハボッカーを目指せば良いのだ。
薬がなくなったので街へと戻り、次なる合戦の準備をした。
昨今噂の「クリスマスパズル」なるものを集める心積もりだったのだ。
そんなとき、常に間の悪い頭から、嘘のような言葉を聞いた。
draken:悪ジェム交換比率92%
私は頭を放って、すぐさまゲヘナへと走った。
パズルピースを集めるのは後で良い。
そもそも、どうせブレスは出ないだろう。
60%台の奈落の底から、遂に善の交換率にも光が射したのだ。
今上げないで、いつ上げる!
セージと骨を避けつつ狩りまくった。
どうやら頭もゲヘナで単騎合戦をしていたようだが、鬼となった我々にはもう、交わす言葉はなかった。
「足軽」を離散させる事象、それは「ジェム交換率90%超」……。
戦果は結晶やストンプジェム。
これを金に換えなければ、戦の未来はない――。
小頭 兔鳶初弾
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かねてより、戦闘ギルド創設の話はあった。
しかしそれはただ、ネタ的な名称を掲げたいだけだった。
私の場合、それは「戦闘機」でも良かったのかもしれない。
私には一人の友人がいた。
兔鳶初弾。
彼は多数キャラを持っているが、ギルドに所属しているのは1キャラのみ。
ソロが好きな、いわゆる孤独民と呼ばれるものに近い。
そんな彼と「戦ギルでも作ろうか」などと話した事がキッカケだったのだろう。
dra「○○なんてどうだろう」
兔鳶「いや、○○なんてどうだ」
この程度の会話であった。
いつもなら、結局何も決まらずに「狩りでも行くか」となる所である。
が、その日は違った。
いつもより盛り上がり、テンションも上がっていた。
そんな中、ある言葉が宙を舞った。
足軽―――。
どちらが放った言葉なのかはわからない。
だが、その言葉は二人の心を射止めるのに充分すぎる響きだった。
それはまさに天啓だった。
すぐさま兔鳶は1000万グロッドを持ってきた。
私も銀行へ走り、1000万グロッドを引き出した。
お互いの顔を見合わせ、ルアス宮殿へ向かった。
言葉はなかった。
まるで決められたレールの上を走るようだった。
ギルド関連で入場すると、兔鳶は私に1000万グロッドを投げてきた。
dra「俺かい」
兔鳶「他に誰がいる」
私は何も答えず、NPCと向き合った。
戦闘ギルドを創設するのは初めてのことである。
ギルド名に間違いが無いか確認する。
「足軽」
良かった、間違ってはいない。
ここに、戦闘ギルド「足軽」が産声をあげた。
その後↓
少々悪ノリが過ぎたかもしれない。
頭 draken
しかしそれはただ、ネタ的な名称を掲げたいだけだった。
私の場合、それは「戦闘機」でも良かったのかもしれない。
私には一人の友人がいた。
兔鳶初弾。
彼は多数キャラを持っているが、ギルドに所属しているのは1キャラのみ。
ソロが好きな、いわゆる孤独民と呼ばれるものに近い。
そんな彼と「戦ギルでも作ろうか」などと話した事がキッカケだったのだろう。
dra「○○なんてどうだろう」
兔鳶「いや、○○なんてどうだ」
この程度の会話であった。
いつもなら、結局何も決まらずに「狩りでも行くか」となる所である。
が、その日は違った。
いつもより盛り上がり、テンションも上がっていた。
そんな中、ある言葉が宙を舞った。
足軽―――。
どちらが放った言葉なのかはわからない。
だが、その言葉は二人の心を射止めるのに充分すぎる響きだった。
それはまさに天啓だった。
すぐさま兔鳶は1000万グロッドを持ってきた。
私も銀行へ走り、1000万グロッドを引き出した。
お互いの顔を見合わせ、ルアス宮殿へ向かった。
言葉はなかった。
まるで決められたレールの上を走るようだった。
ギルド関連で入場すると、兔鳶は私に1000万グロッドを投げてきた。
dra「俺かい」
兔鳶「他に誰がいる」
私は何も答えず、NPCと向き合った。
戦闘ギルドを創設するのは初めてのことである。
ギルド名に間違いが無いか確認する。
「足軽」
良かった、間違ってはいない。
ここに、戦闘ギルド「足軽」が産声をあげた。
その後↓
少々悪ノリが過ぎたかもしれない。
頭 draken
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